考え事と備忘録と発見の集積。

R25とL25と意識を失う体験について

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ナオコへ、
>1.R25がターゲットを男性に絞り込んだのは正しかったか

ターゲットが明確であればあるほど訴求力は強くなるとされています、
例えば、任天堂DSは「ゲームをしない人」というセグメントを意識したPR戦略で、
結果的に「元来ゲームが好きな人」にもゲームの楽しみ方を再発見させる機会になったんじゃないかな。

「この商品はあらゆる人に使って欲しいから、ターゲットは規定したくない」という方にも
仕事でよく会うけど、「見せ掛けだけでも絞り込む」という方法が有益な場合は多いよね。
あと、「○○歳~○○歳の女性」や「子どものいる男性」とかいうような
セグメントはあいまいすぎて効果を発揮できないことが・・・、
できるだけリアルに生活を想像できる消費者像を描くことが大切だと思うよ。

「R25を手に取る人」は想像できるのであれば
「L25を手に取る人」を想像してみてはどうでしょう。
ちなみにボクは街灯で配っているのを受け取る
新人OLの姿しか想像できなかったよ。

>2.R25の「女性版」をつくるという考えは正しかったか
>実際には、R25は「男性向け」のお面をかぶった一般誌なのだ。
この部分が重要なんだろうね。
じゃあ、
L25は「R25で取りこぼしている人」に向けて発信したいんだろうから
R25を持っていかない男性をターゲットに入れたいね、
で、その像は果たしてどんな人なんだろう・・・。
>実際には、R25は「男性向け」のお面をかぶった一般誌なのだ
この言説を裏返せば、
「女性向けのお面をかぶったマニアックなフリーペーパー」!?
ほんとかよ。R25が成功しているだけに難しい話だね。

以下 日記
で、今日は先日ボクが体験した事実を
記録するという意味をこめてここに書いておきたいと思う。

2月06日
午前6時
ナオコが外出した後、
ゆっくりお茶を飲んで、小説を読む。
ずっとおきっぱなしになっていた、金城一紀「映画篇」(集英社)を読む。

8時をすぎ出社時間、東横線で渋谷へ向かう。
朝のオフィスでメールの処理と先週末から考えている、
新商品マーケティング系の企画に手をつける。
あ、ニットキャップを電車に忘れた。

午後11時
なんとなく時計を見る、

しかし、
次の瞬間、
気がつくとボクは青山大学の近くにたっている。
上着も身に付けず、手ぶらで、
自分が歩いていることを自覚する、
霧が晴れて輪郭が徐々に明らかになるように
自分の意識が浮上してくる。

ひどく寒い。
まずそう思った。

不安だ、
次にそう思った。

頭がひどく痛い。
思い出せるのは最後に見た時計。

なぜ外にいるのか、
なにをしていたのか、
どうやってここまで来たのか、
まったく思い出せない。

とりあえず会社に戻る。
ありのままの事実を同僚と上司に告げるが、
すぐに頭痛がひどく机に突っ伏して眠る。

目を覚ますと心配そうに先輩や同僚が覗き込んでいる、
頭痛が少しひいたので、心配ないですよと言ってみる。

もう今日は早く帰ろう、
そう思ってボクは会社を出たのだが、
不安に負けて引き返してしまった、
見慣れているはずの景色が、まるでよそよそしくて、
もう3年もかよった道に確信が持てなかった。

会社に戻ると有無を言わさず病院へ搬送される、
日本赤十字医療センターでは緊急外来で診察を受ける。

そうこうしている間に
ナオコが迎えに来てくれる。

いっしょに家に帰るがそのときのこともあいまいにしか覚えていない。
翌日は近所の総合病院で診察を受ける。
CTスキャンでは脳に異常はないそうだ、
身体的にも特に異常は感じない。

そのまま1日休みを取って安静にすることにした。

「意識」について考えるいい機会だと思う。
明日はそのことについて書いてみようと思う。

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