考え事と備忘録と発見の集積。

金沢21世紀美術館のアート ~石川県金沢市~

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ナオです。
連休に二人で行った金沢の美術館についての記録。

金沢市庁舎の横、兼六園にほど近い場所にある金沢21世紀美術館。






いろいろな雑誌で見ていたので、ずっと行ってみたいなと思っていた。
この美しい現代建築のコンセプトは、『まちに開かれた公園のような美術館』。
真っ白で、シャープで、バルセロナのミロ美術館やベルリンのバウハウス資料館をはるかに凌駕する洗練された空間。

参加型の展示も多く、その日開催されていた「コレクション展II」では、牛乳パックのなかに不規則に人形が並ぶ木村太陽の作品が目玉。




一度に2、3人しか見られないためつねに長蛇の列。
さきに並んだ人たちが牛乳パック左から順に覗いてゆくのを、待っている人たちが固唾を呑んで見守っているというコンテンポラリー・アート(ではないといいけど)。
見終わった直後の人たちが浮かべるなんともいえないシニカルな笑いが印象的だった。

私がいちばん好きだった作品は、スイミング・プール(こちらで参照)。
館内にあるプールが芸術作品で、地下からプールの下に入ることができる。
その日は雪まじりの雨が降っていて、とても情緒があった。


金沢は学生時代のゼミ旅行以来、二度目の旅。

金沢のすばらしいところは、まず食べ物がおいしいこと。
今回招いてくれた金沢在住の友人夫婦が連れて行ってくれた居酒屋、くろ屋はただの飲み屋じゃなかった。
地魚や加賀野菜をふんだんに使い、料理のレベルも相当高い。
首都圏ではなかなか出会えないような店。

それから、観光地によくある間に合わせのビミョーなみやげ物は置かず、輪島塗や九谷焼、金箔、麩、飴、落雁など自分用にほしくなるようなものが多いので買い物が楽しいこと。

数年後には北陸新幹線も開通し、首都圏からのアクセスがぐっと良くなるらしい。
金沢という場所が、10年後に今よりももっと栄えているようすを想像した。

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