ふたりblog think twice!

考え事と備忘録と発見の集積。

なめられ問題

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20代前半の一時期、あることにとても敏感になっていました。

ひょっとして私、なめられてる?と。

世の中では若い人や女の人をなめてかかり、だましたりずるをしたりしようとする人がたまにいるからね。
その当時、呉服屋でキズもののバッグをつかまされたりしたことがあって、深く落ち込みました。
それからというもの、あらゆる場面で自分はなめられてるんじゃないかと疑心暗鬼の日々。
車で追突された日はもう大変。
なんだかんだ理由をつけて自分のせいじゃないと主張されたらどうしよう、と気が気ではありません。
さいわい、相手側は悪い人ではなく穏便に解決しましたが。

やっぱり一番敏感になるのは、何かトラブルが起こったとき。
あきらかに相手側に落ち度があって、謝るだけではすまない問題なのに適当にやりすごそうとする意図が見えるともう黙っていられません。
(ヨウは、何年か前の私と某チョコレート屋の攻防戦のことは覚えてるかな?)

でも、結局なめられるのは自分のほうにも原因はあって、私の態度に未熟な部分がなければなめられないはずなんだよね。
そんなわけで今後もなめられないよう自己研鑽に励みます!

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ディズニーの計画的自己否定 ~映画『魔法にかけられて』~

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ナオコです。
えー・・・ヨウはブログをさぼったまま友人たちと旅行に出かけてしまいました。。

きょうは雨だし一日中家にいてもよかったんだけど、ふと思いついてディズニーの映画『魔法にかけられて』を観にいくことにしました。
感想は・・・おもしろかった。
けど、あのイントロダクションはあまりにもダーク。

おなじみのディズニーアニメで物語は始まり、王子様との出会いを待っている美女ジゼルが主人公。
わざとステレオタイプすぎるほどステレオタイプなおとぎ話に仕立てておいて、ニューヨークに迷い込んだ彼女を非情なほどの試練が待ち受けるというもの。
なんだか、

苦労を知らない夢見がちなお姫様を現実の世界に叩き落して冷笑してみたい

という人々のニーズをディズニーがわざわざ先読みして

はいはい、こういうことでしょ?

とやって見せているようななんともイヤな感じ。

まあ、ストーリーが展開するにつれてブラックさは薄れていって、ジゼルがセントラルパークで歌う場面はさながらディズニーランドのパレードのよう。
しかし、結局「ずっと幸せに暮らしましたとさ」という〆の一言も劇中に主人公が心変わりしたことによって自己否定。

ハッピーエンドなんだけどなんだか自虐的。
そんな映画でした。

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捨てながら、一縷の光を見いだす~伊藤たかみ『八月の路上に捨てる』~

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ナオコです。
きのうヨウに借りて読んだ小説(伊藤たかみ『8月の路上に捨てる』文藝春秋 (2006/8/26))のレビュー。

主人公なんだけどはたから見れば典型的な「だめんず」の敦が、失業してこわれぎみの妻知恵子との離婚に際し て繰り広げる心情風景。
敦の職場の先輩、水城さんの「けむり詰め」のエピソードにこの話のエッセンスが凝縮されている。

「けむり詰めって知ってる?詰め将棋の一種で、こっちががむしゃらに攻めまくんの。
玉を追いつめるのに最初の一手をさすじゃん。あとは、自分の駒をどんどん取られながら 追いつめていく」
「それじゃあ向こうが優勢になっちゃうじゃないですか」
「そう。自分の駒は煙みたいにぽんぽん消えていくんだよ。だけどうまく解いたら、 最後の最後でちゃんと玉を追いつめられるってわけ。駒はほとんどなくしちゃうけど、勝つ。 その代わり、一手でも間違うとあとはゲームオーバーしかないんだよなあ」
「じゃあ、それが俺の人生だとか言うんでしょう」
「違うよ。あたしがそっくりなの。いろんなものをなくしてなくして、 それでも最後は勝つかもって夢見ながらやってんだもん」

人生の過程でいろいろなものを失いながら、ほとんど勝ち目はないんだけど、どこかで一点突破の可能性を信じ て生きている。
もちろん勝つというのはいわゆる「勝ち組」のことではなくて、自分の望む人生のありかたということ。
敦と知恵子のような人はもちろん私自身や私の世代にとても近しい存在で、彼らのメンタリティが痛いほど、目を背けたいほど伝わってくる。

価値観を同じくしていると見えるカップルの、微妙な価値観の違いからくるもつれ。
結婚するのも離婚するもの自分たちだけで完結。
収入が少なくてお金に困っているのに、彼らの親の影はない。
そういうところに同時代性を感じる。

でも、正直芥川賞受賞については「?」、消費財のような他の文学作品に埋もれてしまいそうな小説。

文体は長嶋有の『猛スピードで母は』に似てると思った。

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伝説のディーラーを翻弄する女性 ~藤巻健史『外資の常識』~

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会社で貸していた本(藤巻健史『外資の常識』日経ビジネス人文庫)が戻ってきたのでそのレビュー。

めちゃおもしろいです。
藤巻氏の部下のウスイさんが。
JPモルガンで、中央銀行の検査官からフジマキさんはなんで単純な取引しかやらないんでしょうと問われて、「頭悪くて、複雑なのは理解できないんだと思います」って言うあたり最高です。
シンパシーを感じます。
で、信じられないくらい生意気なことを言いながら、藤巻氏の信頼をちゃんと勝ち取っているところがすごい。
しかし冷静に考えれば彼女、部下は部下でもエリート金融機関で自己ポジションをもつトレーダー、しかも帰国子女。
性格が似ていても、同じトレーダー職でも私との社会的地位の差は天と地ほどあります・・・。

本題の藤巻氏の相場観を知るという観点では、「第一部 プロパガンダ」よりも「第三部 フジマキ流マーケットの見方」でいくつか気になったフレーズがありました。
そのうちの一節です。  

~1985年、私は三井信託銀行からモルガン銀行へ転職した。(中略)  転職したばかりの私は、恐怖でいっぱいであった。儲けられなかったらどうしよう、というわけである。人材の流動化が進んだ現在と異なり、当時、国内の金融機関で転職という概念はほとんどなかった。(中略)  そんな恐怖が先に立って、私はモルガン入社後の2年間、まったく金を使わなかった。将来なにがあっても大丈夫なように給与のほとんどを貯金した。いっさいの無駄遣いをしなかった。  この経験から、私が身に染みてわかったことがある。すなわち、「雇用の不安があると、人はまったく消費に金を回さない」ということである。~(375ページ)

雇用に不安がある、もしくは賃金の上昇見込みがないことによる消費の低迷は、いままさに日本経済で起こっていることです。
90年代前半にも同じことが起き、個人消費は回復しないと見切った藤巻氏は債券売りのポジションを取り大成功をおさめたそうです。
ほかにも、日本は担保絶対主義なので、地価の下落が続けば信用供給はどんどん縮小する、ということなど。
そんな感じで、藤巻氏がインフレ政策を推奨する理由がいろいろと書かれています。

ところで藤巻氏が転職したときのもくろみの一つに、「海外勤務がない」ということがあったらしいです。
日系金融は日本が本拠地なので、日本国内はもちろん世界中に転勤の可能性がある。
そのいっぽうで外資系金融にとって日本人は多くの場合「現地スタッフ」という位置づけ。
支店も東京にしかないので基本的に転勤はない。
海外への転勤が嫌だから外資系に行くって、なんだかとっても逆説的だよね。

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プロ意識について

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ヨウはもちろん知ってるけど、きのう会社を休みました。
理由は体調不良、原因は食あたり。
日曜日の深夜から月曜日の早朝にかけて、激しい胃部不快感と嘔吐。
夜が明けてからもうなされ続け、寒気と頭痛もおさまらなかったので朝7時前に欠勤連絡。

ヨウはもちろん知ってると思うけど、私はこらえ性のないほうです。
同じ症状でも会社を休む人と休まない人がいるけど、私は真っ先に休む部類。
ちなみに私の職場は私が休むことで回らなくなるほど人的資源は逼迫していないけど、病気以外の理由で休みたくなるほどストレスフルでもありません。
でも、こういうときでも休まない人もいるんだなぁと思うと自分は社会人不適格なのかもね。

ところ変わって、先週土曜日の青山。
いつも担当してもらっている美容師さんが病気で長期休暇を取っていたんだけどめでたく復帰されたので、予約をして行ってきました。
カット中に一度髪を乾かして、最後の調整というときになって、なぜかずっと待たされました。
20分ほど待ったでしょうか、美容師さんが戻ってきて、「お待たせしてすみません」と謝りました。
私はわけのわからないまま待っていたので、なんとなく沈んだ空気になり黙っていると、美容師さんのほうから世間話を始めました。
あとでわかったのですが、彼はほかのお客さんのカットをしているあいだに指を切ってしまったのでした。
かなりざっくりとやってしまったらしく、絆創膏をきつく巻いているせいで指先が青く腫れ上がっていました。

これが私だったら!もう大騒ぎです。

怪我をした手で人の髪にさわったり、整髪料をつけたり、笑顔をキープしたりなんて無理!
しかも、彼は毎日指名で予約が入るスタイリスト、自分の都合でキャンセルなどできません。

ああ、これがプロなのか。
と気の遠くなるような思いがしました・・・。

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コントみたい

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ポイントは二つある。
 ①ゆうちょなのにヤマト便を使った行員
 ②ライバル社を使ったといって激怒する社長と局員
やばい、どっちもおもしろい。

以下、アサヒ・コムより

ゆうちょ銀、ヤマトのメール便使う 日本郵政社長が怒る
2008年03月04日10時04分


 日本郵政(JP)グループのゆうちょ銀行が2月に全国の郵便局向けに冊子を送った際、ライバルのヤマト運輸のメール便を使っていたことがわかり、グループ内でやり玉に挙がっている。ゆうちょ銀は郵便事業会社に打診したが条件が折り合わなかった。受け取った局員からは批判の声がわき上がり、西川善文JP社長は全郵便局長に「極めて遺憾」「動揺しないよう」などとする文書を配布した。

 ゆうちょ銀が送ったのは預金保険機構の制度を知らせる冊子。民営化で機構に入ったため全国約2万4000の各局に送る必要があった。事前に郵便会社に、あて名作成や配送の話を持ち込んだが、「繁雑な作業」と難色を示された。やむなく一般競争入札にかけるとヤマト運輸が落札した。数百万円だった模様だ。

 郵便会社側は、入札があったことを知らなかったとするが、ある幹部は「受注できると思い込み、ゆうちょ銀との連絡が不十分だった」と認める。

 西川社長が送った全郵便局長向けの文書には、「グループ総合力を最大限活用しなければ他社と戦うための競争力などつくはずがない」などとあり、今回の両社の対応を厳しく批判するものになっている。
アサヒ・コムトップへ

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人間は発音したことのある音しか聴き取れない~安河内哲也『できる人の英語勉強法』~

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ナオコです。
じつは今月、
TOEICを受検する予定です。
英語学習のゴールってどこにあるんだろう?と思ってしまうきょうこのごろ。

中学生のころ、英語は嫌いじゃなかったけど、不得意だった。
でも、なんとか勉強してできるようになりたいと思ってた。
確たる方策もないまま高校生になり、このままではまともな大学に入れないという状態。
そんな私を救ってくれたのは東進衛星予備校の
安河内哲也先生。

なんといっても授業がわかりやすい。
そして楽しい。
フレンドリー。
すっかりファンになってしまい、言われるとおりに単語はすべて完璧に覚え、
長文を暗唱できそうなほど音読し、文法がわからなければ徹底的に調べ、
セリーヌ・ディオンの曲をそらで歌えるようになった。
でもよく考えてみれば、授業はビデオで受けていたから、直接本人に会ったことはないんだけど・・・。

いまでも英語を勉強するときは安河内先生の授業を思い出すんだけど、
社会人向けの英語学習法、
安河内哲也『できる人の英語勉強法』(中経出版)が出版されてます。
なかでも新しい発見はリスニング強化について。
音を言語として聴き取るには、自分自身がその言語を発した経験が必要なんだって!
だからこそ、リスニングに強くなるには音読が有効なんだね。

あと、印象に残ったのは、私たちが学校で習うアメリカ英語はじつはアメリカでも一部の人の発音で、
全英語人口のうちせいぜい10%程度のものだということ。
だから、発音とか文法がまちがってるかも、と臆病になるのではなく、
まずは「結果的に伝わる英語」をめざしていきます。

というわけで、左にある
iknowスキンをチェックしながら、
今回のTOEICで730点取れるように祈っていてね。



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