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ドラマ『課長島耕作』に見る、サラリーマンにとって理想的な女性像

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おととい、一回完結ドラマの『課長島耕作』をアイロンかけながら観賞しました。
主演は高橋克典。
いまさら言うことでもないかもしれないけど、登場する女たちがことごとく男にとって都合がいいです。

女性たちの主な共通点

①島耕作よりも社会的地位ないし年収が低い 、しかし金品はせびらない
②島耕作に対してなぜか好意的であり、性欲をむきだしにしている
③島耕作の仕事にかかわるキー情報をそっと耳打ちしてくれる

さらに、都合のよさは実の妻にいたるまで徹底されています。
離婚の理由が、娘の運動会に行けないとか、家庭にいる時間が短いとか、そういうことにとどまっていて、見てるほうは「そうじゃねーだろ」と突っ込みたくなります。
だから逆に、妻に離婚届を突きつけられたときに「ちょっと待てよー」と言いながらちっとも取り乱していない高橋克典の表情は妙に臨場感がありました。
原作では妻のほうも不倫してるんだけど、それもそれで都合がいい。

それにしても松下奈緒演じる大町久美子からはインテリジェンスの鱗片も感じられなかったのが残念。
大町久美子はもっと常人離れした魅力を放ってほしかった。
あれではただのたがのはずれた逆セクハラ女。

しかし個人的に最大の突っ込みどころは、島耕作が
「会社を買収されるわけにはいかない」
と叫ぶところ。
? なんで買収されちゃだめなの?
話の筋では買収者はただのグリーンメイラーではなく、初芝の技術を欲している同業他社。
場合によっては建設的な合意に至るかもしれないじゃないですか。
さらに笑ったのは、続編予告のサブタイトルが「香港企業を買収せよ」とかそんなのだったこと。
自分が買収されるのは嫌なのに、他社を買収することは正当なのか?

まあ、いまさら言うことでもないですが、総じて男性にとって都合のよい話でした。
そんな感じで興味深く観賞しました。
以上


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この想い、いったい誰に伝えたらいいんだろう

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>結局使わないデリバティブ ~藤巻健史『マネーはこう掴む』~

>前作、『マネーはこう動く』に続く藤巻健史さんのマネーシリーズ。
>こんなにも薄いターゲット層めがけて


広告的には、ターゲットを絞った方がメッセージが
届きやすいというのは常識だが、
書籍の場合はどうなんだろう?

ひょっとして藤巻氏はデリバティブを使う人口が今後拡大すると考え、
そこに影響力を持ちたいという長期的な戦略の第一弾なんだろうか、
藤巻氏のブランド価値を広告するための出版だったらどうしよう。
メーカーが新たな技術を発表・拡大させたいときの市場戦略みたいなものか。

それともオーダーした編集者がデリバティブをやってて読みたかっただけか?
そうだといいなあ、気楽で。

・・・

それにしてもこうしたニッチな分野を狙った書籍というのは
ロングテールが持てはやらされるようになり、割と入手しやすくなった、
例えば

マグロ戦争  軍司 貞則 (著)
自ら現地に足を運び、解き明かしていく渾身のノンフィクション。70以上の
国や地域からマグロを輸入する世界最大の消費国である日本のマグロ事情を、さ
まざまな角度から検証する。「マグロはなくならない!」
戦争という言葉がすごい、思わずカートに入れそうになった、
どうなんだこれ、誰が買うんだ?



イージス艦入門 菊池 雅之 (著)


これもなかなか、なぜ「入門」という言葉なのか、
普通「入門」が付く本といえば「エレキギター入門」とか
「お菓子作り入門」とか「囲碁入門」とか趣味をはじめる際の
howto本がほとんどなのではないだろうか?
ここで初心者として基本を覚えたら「○○応用編」とか
「上級○○講座」みたいな本を買うのだ。
ということはこの本はイージス艦を趣味として始める人向けのものであり、

きっと続編として
「完全使いこなし イージス艦の裏技大全」
とか
「外さないミサイル professionalイージス艦」
とか
「最強の防衛テクニック 大局で活きるイージス艦」
みたいなのが発売されるに違いない。

まあ、買わないけど。

あと『みかんの皮でお菓子を作ろう』という本を
青山ブックセンターで見かけた、こいつも狭そうな気がする。



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結局使わないデリバティブ ~藤巻健史『マネーはこう掴む』~

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前作、『マネーはこう動く』に続く藤巻健史さんのマネーシリーズ。
今回はなんと個人投資家に向けたデリバティブの話(副題:個人で使えるデリバティブ)。
しかし、個人投資のうちデリバティブ取引額って1%にも満たないと思いますが?
こんなにも薄いターゲット層めがけて、丸の内オアゾの丸善にヨコ20面×タテ20冊の勢いで平積みされた大量の本を見て、お節介にも心配になってしまい、たまらず一冊手にとってみた次第です。

目次
1章 ちょっと嫌味な話ー私の実績について
2章 デリバティブの重要性
3章 もし私がデリバティブの存在を知らなかったら
4章 先物とは?
5章 代表的取引1 為替の先物
6章 代表的取引2 外為証拠金取引
7章 代表的取引3 債券先物取引
8章 現物市場と先物の関係
9章 金融先物市場
10章 代表的取引4 日経225先物
11章 代表的取引5 日経225オプション取引
12章 今は危機か、チャンスか


総じていえば、やはり想定ターゲットが狭い。
投資の初心者にはややハードな内容だし、実際にデリバティブを始めるには実践的な情報が足りない。
ただ、ほんとにデリバティブをやるわけじゃないけど、概念として知っておきたいというニーズには応えていると思いました。
いつもの藤巻さんの語り口調で、わかりやすく書かれています。

私は現在仕事としてデリバティブを使っているわけではないけれど、先物やオプションの概念に精通しておくことはとても有用だと思っています。
なぜなら、デリバティブについてよく知らない人が多すぎるので、知っているだけでそれなりに付加価値を発揮できるからです。

この本の中で役立つと思った点
・債券先物を取引するときにどういうキャッシュフローを意識すればいいか(p.122)
・為替の先物価格は金利差で決まるということ(p.153)
・金融先物が将来の金利を予想するということ(p.159)

ちょっと首をひねった点
・FXを信用取引に近いものとして説明していること
・先物と先渡のちがいについて説明がないこと
・オプションの売りはやるべきではないと言っていること


ブックレビューを書こうと思ったきっかけは、この本が出版された直後、3月16日の朝日新聞に載った書評がとても心に残っていたからです。
一部抜粋。

とはいえ、最終的にいちばんよく理解できたのは、やはりデリバティブは素人には難しい、という事実。むしろ一般読者がひざを打つのは、高度で複雑な金融知識と経験を持つカリスマディーラーが、実際にどのような資産運用を行っているか、であろう。

と、新聞の書評にしてはお粗末な内容。
評者はもうほんとに読むのが苦痛で、やっつけ仕事で書き上げた感がひしひしと伝わります。
そこで私は自分のしていた心配があながち的外れなものではないような気がしてしまったのです。

すでに先物やオプションに興味を持っていて、具体的な取引を検討しているような人なら、もっと直截的なタイトルの本を買うだろうしなぁ。
以前からフジマキ本の読者だった人がこの本を購入し、藤巻さんがこう言っているから先物やってみようと思う人がいるのかな。

それにしてもレビュー書くときは、新鮮なうちに書くべきだというのを最近実感してます。
出版されてから時間が経ってしまうと、情報としての価値が
タイムディケイ(!)してしまうので。


RE: メガロポリスの地下迷宮 ~Spelunker in Tokyo~

たしかに駅の構内案内図は見てもよくわかんないよね。
東京は地下鉄が増えすぎてタテ幅がえらいことになってきてるね。
新宿駅はもちろんのこと、私はこないだ東京駅の「グランスタ」がどこにあるのかわからず15分くらい徘徊してました。。
梅田と大阪と北新地の位置関係もいまだにわからないし。



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メガロポリスの地下迷宮 ~Spelunker in Tokyo~

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Spelunker 【スペランカー】
準備なしで挑む無謀なケイビング(洞窟探検)のこと、
これをモチーフにしたゲームも発売されている。


さて、本題。
新宿駅の地下構造は有名なゲームに出てくる
異様に複雑な洞窟「ロンダルキア」と揶揄されるほど
複雑で分かりづらい構造となっている。

僕は地図の読めない人種なので、
間違いなく、道を間違うんだろう、
なにせJRの構内地図さえ嫌がらせの域に達している。これだ、
ああ、迷わないで目的地にたどり着くことができるんだろうか?

それから梅田も結構ひどい、
こちらは階層はそう多くはないが、やたらと広大だ。
なんせ違う名称の駅が5つにアクセス可能となっている。

これはこの地図のpdf、詳細をみたい方は是非どうぞ。
広すぎてもう全域がつかめない、
ひょっとしたら名古屋当りまでダクトの一本でも
つながってないだろうか?これでは目的地にたどり着けるかどうかも不安だ。


で、昨日東京渋谷駅に副都心線というあらたな地下鉄か
開通した。渋谷駅の構内がどうつながったのか調べて見ると、
これがまた複雑で僕は涙目になってこれを眺めているというわけだ。
もう不安ていうか絶望だ。

ああ、さっぱりわからないよ。
B3Fとかはもう空間がねじれてるとしか思えないぢゃあないか。
きっと最下層部にはなにか人類の叡智を超えたものがあるに違いない、
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
(Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull)はここを舞台にするといいよ。

『インディージョーンズ/最後の終電』とかどうかな。

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幸福を張りめぐらせて生きる ~宇野千代『生きて行く私』~

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ナオコです。
昔読んだ本のフレーズが気になったのできょう読み返してみました。
作家、宇野千代の自伝的随筆『生きて行く私』(中央公論社)。
数々の芸術家たちとの大恋愛の顛末についてもたっぷりと語られていて相当の読みごたえ。

大恋愛だったのだから失恋の痛手も半端じゃない。
ということで、話の随所に失恋の心得みたいなものも散りばめられています。
終盤には、波乱万丈に生きた彼女ならではの人生訓も。

人が聞いたら、吹き出して笑って了うようなことでも、その中に、一かけらの幸福でも含まれているとしたら、その一かけらの幸福を自分の体のぐるりに張りめぐらして、私は生きて行く。幸福のかけらは、幾つでもある。ただ、それを見つけ出すことが上手な人と、下手な人とがある。幸福とは、人が生きて行く力のもとになることだ、と私は思っているけれど、世の中には、幸福になるのが嫌いな人がいる。不幸でないと、落ち着かない人がいる。「まあ、聞いてください。私はこんなに不仕合わせなのよ」と話す人がいる。私はそう言う人の話を聞くのが、苦手である。聞いている間に、その人の不幸が伝染して、私まで、不幸になるような気がするからである。(p.350-351)

この「ぐるりに張りめぐらして」というのがなんだかすごく愛らしくて、忘れられなかったのかも。
でも、幸せを張りめぐらして生きるのは、ヨウは得意そうだよね。


RE: クリスマスに欲しいのは自転車だけ!

通勤に使うなら、たしかにメンテナンスの手間が少ないのがいいね。
でも、クロスバイクかっこいいよね。。
・・・2台買うか!!




生きて行く私 (中公文庫)

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理想を言わせてもらえば、デザインがそのままソリューションになっていることが好ましい

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Cooper-Hewitt Ntational Design Museumでステキな展示会が開催されている
Design for the Other 90%」と銘打たれた発展途上国のためのデザイン展だ。

コンセプト引用
“The majority of the world’s designers focus all their efforts on developing products and services exclusively for the richest 10% of the world’s customers. Nothing less than a revolution in design is needed to reach the other 90%.”
—Dr. Paul Polak, International Development Enterprises

意訳
現在、デザイナの大部分が手がけていることは、
世界中のたった一割の裕福な人たちにしか届いていない。
しかし、
本当にデザインの力による革新が必要なのは、残された90%の人なのではないだろうか。

なんのことだかわからないかもしれないが
これを見れば、一目瞭然だ。

Q DRUM
読売オンライン 記事より

会場には、川の水などを濾過(ろか)して飲むための小型チューブや、マラリアを仲介する蚊を防ぐためのネットなど、低価格で提供できるモノが展示されていた。その中で、タイヤ型のタンクをヒモで引っ張り、転がして運ぶアイデア商品を見て思わず息を呑(の)んだ。

 これなら頭の上に水がめを載せて長い道のりを運ぶ途上国の女性や子どもの重労働を軽減できる。




デザイン=ソリューションとなることは理想だ、
本来デザインするという作業は
「解決策を目に見えるカタチにする」ということなんだろう。
デザインが複雑になった時は大抵うまくいっていない時だ。

「水を運ぶ」という労働を軽減するためにどのような工夫があるか、
それを突き詰めた結果がこのデザインなのだ、
ここには過度な装飾も、複雑なデザインもない、
ただ「水を運ぶ」というの目的まで最短距離のデザインがなされている。

すげえ。見に行きたいけど、NYかぁ。


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ねらっているのか、素なのか・・・、悩ましい。

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韓国の歌手 チュンジャ(ChunJa 春子)
リンク先の紹介でも分かるように、
かわいらしさではなく、女性の強さやたくましさを売りにしているシンガーだ。

この歌手が2日晩、ソウル清潭洞(チョンダムドン)「クラブサークル」で
開かれた「Manhunt International 2008」で
祝賀公演を行っている。

そのときの衣装がこれだ

















仕事柄毎日いろんな画像を見るが
久しぶりにびっくりした。
すごいパワーだ。

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クリスマスに欲しいのは自転車だけ!

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タイトルは去年ソニーが海外でやらかしたPSPの広告ブログに触発されたもの。

めでたく「偽ブログアワード」グランプリに輝いたこちらの企画(参考
広告業界の人間にはとっても怖~い話だ。

とまあ、そんな話は置いといて、
自転車が欲しいのは本当。

オフィスが渋谷と四谷なので、
そこまで自転車で通える場所に引っ越して、
颯爽とロードバイクやら、クロスバイクなんかで
通勤がしたいとナオコと話ている。

当初は結構本格的なロード車も
見てたんだけど、雨の日とかもあるし、
メンテナンス少ないほうが良いし、
これとかこれなんか
あとこの辺の自転車がいいなあ。
全部変則が内臓式で、ベルトドライブの自転車。

んで実際通える範囲を計算してみると、
こんな感じ

おお、結構ひろい。
8キロ、訳30分で通える範囲。
さて、どこに引っ越そうか。

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空気の読める人、藤沢久美さん ~日経STOCKリーグ記念シンポジウム~

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私は自他共に認めるKYです。
じゃあ、空気読める人ってどんな人?を考えるためのケーススタディとしてシンクタンク・ソフィアバンク 副代表の藤沢久美さんをとりあげてみます。

藤沢さんは投資信託の専門家で、一度会えば誰でもファンになってしまう、物腰やわらかな素敵な女性です。
職場では部内有数の藤沢久美マニアとして名を馳せている私ですが、藤沢さんの身のこなし(?)には毎度はっとさせられます。

ちょっと古い話ですが、3月におこなわれた「日経STOCKリーグ記念シンポジウム」に参加したときのこと。
日経STOCKリーグは、学生のための株式学習コンテストで、このシンポジウムはその表彰式と同時開催されたものです。
4人のパネリストのうちの一人が藤沢さんでした。

本筋からはずれて好き勝手に自分の言いたいことを言う他のパネリスト(ウェブサイトではうまく編集してありますが)とは一線を画し、シンポジウムの目的に忠実な発言に徹する姿にはさすがだなぁと思いました。
どんなときもその場の空気を的確に読んでいるんですね。

そんな能力が買われてか、シンポジウムのコーディネータもよく務める藤沢さん。
何度か直接お話しましたが、有名人だからといってお高くとまることなく、びっくりするくらい謙虚に相手の話を聞く方です。

私がこの業界に入ったのはまちがいなく彼女の影響。
藤沢さんが、複数の投資信託会社に勤務経験がありながら投信を世に広める仕事に邁進できたのは彼女の「信頼力」あってこそだなぁと、常々思うのです。

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