「Design for the Other 90%」と銘打たれた発展途上国のためのデザイン展だ。
コンセプト引用
“The majority of the world’s designers focus all their efforts on developing products and services exclusively for the richest 10% of the world’s customers. Nothing less than a revolution in design is needed to reach the other 90%.”
—Dr. Paul Polak, International Development Enterprises
意訳
現在、デザイナの大部分が手がけていることは、
世界中のたった一割の裕福な人たちにしか届いていない。
しかし、
本当にデザインの力による革新が必要なのは、残された90%の人なのではないだろうか。
なんのことだかわからないかもしれないが
これを見れば、一目瞭然だ。
Q DRUM
読売オンライン 記事より
会場には、川の水などを濾過(ろか)して飲むための小型チューブや、マラリアを仲介する蚊を防ぐためのネットなど、低価格で提供できるモノが展示されていた。その中で、タイヤ型のタンクをヒモで引っ張り、転がして運ぶアイデア商品を見て思わず息を呑(の)んだ。これなら頭の上に水がめを載せて長い道のりを運ぶ途上国の女性や子どもの重労働を軽減できる。
デザイン=ソリューションとなることは理想だ、
本来デザインするという作業は
「解決策を目に見えるカタチにする」ということなんだろう。
デザインが複雑になった時は大抵うまくいっていない時だ。
「水を運ぶ」という労働を軽減するためにどのような工夫があるか、
それを突き詰めた結果がこのデザインなのだ、
ここには過度な装飾も、複雑なデザインもない、
ただ「水を運ぶ」というの目的まで最短距離のデザインがなされている。
すげえ。見に行きたいけど、NYかぁ。
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