>前作、『マネーはこう動く』に続く藤巻健史さんのマネーシリーズ。
>こんなにも薄いターゲット層めがけて
広告的には、ターゲットを絞った方がメッセージが
届きやすいというのは常識だが、
書籍の場合はどうなんだろう?
ひょっとして藤巻氏はデリバティブを使う人口が今後拡大すると考え、
そこに影響力を持ちたいという長期的な戦略の第一弾なんだろうか、
藤巻氏のブランド価値を広告するための出版だったらどうしよう。
メーカーが新たな技術を発表・拡大させたいときの市場戦略みたいなものか。
それともオーダーした編集者がデリバティブをやってて読みたかっただけか?
そうだといいなあ、気楽で。
・・・
それにしてもこうしたニッチな分野を狙った書籍というのは
ロングテールが持てはやらされるようになり、割と入手しやすくなった、
例えば
マグロ戦争 軍司 貞則 (著)
自ら現地に足を運び、解き明かしていく渾身のノンフィクション。70以上の戦争という言葉がすごい、思わずカートに入れそうになった、
国や地域からマグロを輸入する世界最大の消費国である日本のマグロ事情を、さ
まざまな角度から検証する。「マグロはなくならない!」
どうなんだこれ、誰が買うんだ?
イージス艦入門 菊池 雅之 (著)
これもなかなか、なぜ「入門」という言葉なのか、
普通「入門」が付く本といえば「エレキギター入門」とか
「お菓子作り入門」とか「囲碁入門」とか趣味をはじめる際の
howto本がほとんどなのではないだろうか?
ここで初心者として基本を覚えたら「○○応用編」とか
「上級○○講座」みたいな本を買うのだ。
ということはこの本はイージス艦を趣味として始める人向けのものであり、
きっと続編として
「完全使いこなし イージス艦の裏技大全」
とか
「外さないミサイル professionalイージス艦」
とか
「最強の防衛テクニック 大局で活きるイージス艦」
みたいなのが発売されるに違いない。
まあ、買わないけど。
あと『みかんの皮でお菓子を作ろう』という本を
青山ブックセンターで見かけた、こいつも狭そうな気がする。
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