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「ヒロイン」と「ビジネスマン」と勝間和代のつくりかた

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きのうの晩は紀伊國屋サザンシアターで勝間和代さんの『断る力』出版記念講演会を聴いてきた。
その場でふと考えた勝間さん像について、書いてみる。

先日、日経ビジネスオンラインで深澤真紀さんの
“「紅一点女子」と「おやじ女子」”というコラムを読んでいたら、自分のことが書かれている感じがしてぎょっとした。
コラムでは女嫌いの女性を「紅一点女子」と「おやじ女子」に二分してそれぞれの特徴を説明している。
しかし記事の内容に全面的に同意するわけではないので、以下の種類に仕切りなおしてみた。
こんな分類は何の意味もないんだけど、書いてたら止まらなくなったので安酒につきあうと思って読み流してほしい。

まず、「紅一点女子」に類似するものとして 、

「ヒロイン」志向の女
 話の輪の中心にいることを好む
 我が強く自己主張がはっきりしている
 one of themでいることが不快である
 恋愛でなくても男性と一緒にいるほうが好きで、自分が女であること自体に一定の価値を見出している

そして「おやじ女子」に類似するものとして 、

「ビジネスマン(もしくはサラリーマン)」志向の女
 周囲で何が起こっているか、相手が何を考えているかを判断することに時間を割く
 いろいろ考えているがとりあえず自分の話よりも相手の話を優先する
 戦略的に相手を立てたほうが結果的に自分の思いどおりに運ぶことを知っている
 とことんさりげなく相手の信頼を勝ち取っている

きのうの講演会でつくづく思ったのは、ああ勝間さんって「ヒロイン」と「ビジネスマン」をうまい具合にハイブリッドした最強の人なんだなぁということ。
「ビジネスマン」的女性は組織で重宝がられる一方で、自分だけが目立つようなことには(戦略的に)やや抵抗があるので、なかなか自分を最前面に押し出せないんだと思う。
そこで「ビジネスマン」として抜群の素養をもちながら「ヒロイン」的側面を兼ね備えている勝間さんはめらめらと異彩を放っているのだ。
また、たぶん彼女は周囲に「ビジネスマン」女子を呼び寄せる性質があるので、女性同士の人間関係にも困っていないと思う。

私は社会人生活を送るにあたり、自分の妄想「ヒロイン」的性質を抑制するために「ビジネスマン」志向の女性を目指しているようなフシがあるのだけど、何のことはない、「ヒロイン」的性質も一緒に発揮すればいいのだと思ったらすこし楽になった。


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