考え事と備忘録と発見の集積。

勝率の高い勝負を重ねていく ~丸の内キャリア塾「専門性を高める」~

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きのうは仕事のあと、大手町の日経新聞社でセミナーがありました。
テーマは「専門性を高める」で、パネリストはこちらの方々。

会計士兼アナリスト 勝間和代さん
シリコンバレー在住の社長 渡辺千賀さん
ヘッドハンター社長 岡島悦子さん

これまで勝間さんのセミナーへの参加は5回目くらい、渡辺さんと岡島さんは1回ずつ。
いずれも起業家で主役級の3人が、お茶のみ話みたいにくだけたトークで仕事について語ってくれたので、とても満足度の高いセミナーでした。
とりわけ私にとって大事だと思ったことを忘れないようにまとめておきます。

●「勝率の高い勝負を重ねていく」
 →これはキャリアアップの鉄則。
  「勝てるな」と思ったら勝負に出る。
  いざというときに確実に勝つための鍛錬を普段から積んでおく。

●「チャンスをもらったら結果を出す」
 →ほんとあたりまえのことなんだけど、いいポストをもらえたらそのままぬるま湯に浸かってしまうのが人間の性。
  チャンスを与えられたら、自分ががんばるだけではなく、周囲の人にもがんばってもらうしくみ(バリューチェーン)をつくることが隠れたカギ。(=私の苦手分野!)

興味深かったのは、3人ともできるビジネスパーソンだけあって、人間関係を円滑にするために会社員時代もさまざまな工夫をしていたということ。
たとえばキーパーソンフローチャートというものをつくって、重要な決定事項をどういう順番で社内の人に伝えていくか細心の注意を払っていたようです。
あとは働いていた会社の悪口は絶対に言わないとか、不愉快な質問にはユーモアで対処するとか。
なるほど~。

あと、気になったのは、勝間さんがトレーダーとして働いていたとき、ルーティンワークのくり返しに「気が狂いそうに」なったと言っていたこと。
たしかにトレーダーの仕事はルーティンが大半を占めているけど、私はそのことを苦にしたことはないなぁ。
もちろんセルサイド(銀行や証券会社)のトレーダーとバイサイド(運用会社など)のトレーダーでは仕事量や拘束度がまったくちがうだろうけど、ルーティンだからいやだというのはない。
ルーティン以外のことをやるなと言われているわけじゃないし、仕事そのものもまだまだ工夫の余地があるしね。
少なくともアナリストよりは向いてるような気がする。
アナリストはペシミスティックな人間にはまったく不向きな仕事だから。

丸の内キャリア塾(恥ずかしい名前・・・しかも女性限定)はたいてい無料でセミナーをするのだけど、今回は受講料が3000円でした。
無料ではないというだけで客層はかなり変わる感じがしたなあ。
会社帰りという感じの人が多くて、小さな会社で働く私としては、ここにいるような仕事してる人たちともっと友達になれたらなぁと思いました。




共著ですが、勝間さんの職場人間関係最適化についての考え方をうかがうことができます。



渡辺さんのブログをひとまとめにしたもの。
シリコンバレーで仕事する人の日常はいろいろな意味で日本とかけ離れています。

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