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マイレージ?それがどうした!

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普段は見ないのですが、先日たまたまテレビをつけていたときにワールドビジネスサテライトが始まりました。
トップニュースはJAL(日本航空)の経営再建問題についてでしたが、会社がどうなるかということではなくマイレージがどうなるかということに焦点が当てられていました。
それがすぐ終わるのならまだしも、延々15分くらいマイレージ問題について時間を割いていました。
キャスターが超深刻そうな顔で「私たちのマイレージはどうなるのか」とか言っているのが滑稽すぎて、「それだけかー!」と一人テレビに向かってつっこんでいたのでした。

私はといえばマイレージにもJALがどうなるのかにもあんまり興味はないのですが、(そして、そこまでマイレージについて深刻に考えている人は少数派だと信じていますが、)存続の危機にさらされている企業の負債を整理するにあたり、ふつうマイレージなんてもっともプライオリティの低い部類に入るのではないでしょうか。
もちろん、マイレージを持っている人はJALに対して債権者ということになりますが、債権といっても利息とかはつかないわけです。
これは利用者にとって何を意味するかというと、マイレージなど早く使ってしまうにかぎるということです。
十万マイル単位で持っている人というのは、それだけ多くの額をタダでリスクにさらしていることになります。

リスクだけでリターンがないのです。
私の場合、ポイントカードのポイントなどはなるべく貯めこまないように気をつけています。

そもそも、そんなにたくさんマイレージを持っている人なんて、海外出張で貯まったマイルを着服しているか、ものすごくJALの好きな人か、どちらかではないでしょうか。
会社のカネで貯めたマイルを惜しむのはさもしいし、JALが好きなのなら貯めたマイルを喜んで献上してさしあげればいいのです。


以下、藤巻健史さんのブログ藤巻プロパガンダより

JAL の再建案が出ているがマイレージは保護されるとのこと。私も多くのマイレージを持っているが、(私にとっても大損害ではあるが)日本の将来を考えると過去のマイレージは無効にすべきだと思う。国民の目が「自分のマイレージは無事か?」にしか目が向いておらず、ナショナル・フラッグの倒産劇を矮小化してとらえてしまっているからだ。
日本国には、もうすでに金がない。国民がそれを理解し、政治に何を要求すべきか、日本国は今、何をすべきかを真剣に考えるいいショック療法の機会とすべきである。

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