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考え事と備忘録と発見の集積。

TOEICお受験実況中継2009

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去る3月15日、毎年恒例のTOEICを受験してきた。
昨年のエントリー:TOEICスコア発表!! によれば、今年で4年目になる。
今後に生かすため、試験中の感触を記録しておく。

〔リスニング〕46分

Part1 写真を見てディスクリプションを選ぶ問題。さっき飲んだコーヒーのドーピング効果なのか、前日やった模擬問題より理解できる。好感触?ひょっとしてパーフェクト?
Part2 3択なので確率論でいけば有利な問題。話者の内容に対して適切な受け答えを選択するもの。しかし、意外と難しい。自分の解答にやたらBが多いのが気になる。
Part3 2往復程度の会話を聞いて、設問に答える問題。設問は問題用紙にも書いてあるため、聞きながらさっさと解答。設問が読み上げられるあいだに必死に次の問題の設問を読む。


 このPart3と4のあいだ、思わぬアクシデント(というかミス)が2回ほど発生。
問題番号は以下のような順番で並んでいる。

13
24


しかし、横書きイメージから次のような順番で読み進んでしまった。

12
34

当然、2の問題が読まれているあいだ3の設問を読んでいてもちんぷんかんぷん。
しかも2回もやらかしてしまった!
まぎらわしい!

Part4 上記のようなミスにやられつつも、設問が読まれるあいだ、次の問題に取り掛かるというペースは保持し、これまでにない完成度。これは期待できるか?

〔リーディング〕75分
試験がはじまるまでのあいだ、ヒマだったのでリーディングセクションの時間配分を決めることにした。Part5が20分、Part6が15分、Part7が40分という具合。いざはじまってみると・・・。

Part5 空欄補充問題。ボキャブラリーの問題は少なく、品詞とか接続詞の問題が多い。1問15秒程度でさくさく進む。
Part6 長めの文章の空欄補充問題。あまり長くないのでついほとんど読んでしまうが、Part5と6は結局25分もせずに終了。おいおい、ひょっとして楽勝?
Part7 本命の長文問題。そんなこんなで持ち時間50分。余裕かまして、うしろのほうの一文あたりの問題数の多い長文から取り組む。一つの文章でより多くの問題が解けたほうが有利だと思ったからだが、これが間違いのもとだった。問題数の多い長文は概して文章が長めで内容が難しく、問題も文全体にかかわるものが多い。結果的に相当手こずって、これらの長文にひどいものでは一文5分以上かかってしまう。致命的なタイムロス。はじめのほうの問題を早いうちに済ませておいたほうがよほど効率が良かった。ひどい斜め読みで残りをかたづけ、結局2問くらい手つかずで時間オーバー。とほほ。

前回スコア:755
今回の予想スコア(根拠なし):780
800と書きたかったが、残念なミスが発生したため。

【おまけ】TOEIC受験の必携品

・受験票(写真貼付)と身分証明書
・腕時計
・筆記用具(シャーペン、鉛筆、鉛筆削り、よく消える消しゴム)効率よくマークシートをつぶすには鉛筆が最適。
・リラックスできる服 スリッパも有効
・カーディガンなど着脱可能な服(教室が最適温度とはかぎらない)
・クリップ状の髪留め(前髪がはらりと落ちてくるのを防ぐ。会場でも愛用者多数。)
・ハンドクリーム リップクリーム(手や唇がかさかさするのは試験中不快)
・ティッシュ(花粉症や鼻炎の場合。事前に試験官に持ち込み許可を受けることを推奨。症状がひどい場合は薬を服用しておく。眠くなることがあるがひどい鼻水よりはまし。)
・コーヒー(近くのコーヒースタンドでSサイズを調達。あまり直前に飲むとトイレに行きたくなるので注意。エスプレッソも可。)

いろいろ書いてみたけど、あらゆる資格試験に共通すると思う。

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考えていることを文字にしないと、いつか忘れてしまって、なかったことになってしまう

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じっくり考えることをせず、
なんとなく思いつきをメモ


知識とは興味の総体だ。
私たちは「知りたいこと」しか深く知らない。


数学と経済学はまったく違う。
数字・数式を使うため近いと考えてしまうこともあるようだが、

それは「文字を使うからどの学問も同じだ」という
のと同じくらいの暴論。

経済学を修めるのに、ある程度数字の扱いになれる必要がある
という話で、それは歴史学論文を書くのに文字を書く必要がある、
というのと同じ話だ。


デザインとは橋の形状を考えることではなく、
向こう岸への渡り方を考えることだ。


「ブレイクする」ということは
馬鹿に見つかったということ。


「決断力がある」は長所ではない。
「判断力」が無い場合もあるからだ。


原因は結果から推論される
原因が先にあることは無い。


物語は現象とリアクションの繰り返しに、
短い寓話を挿入することで構築される。


「原点回帰します。」=「方向性を見失いました。」

この辺をゆっくり
考えることが宿題です。

>世の中は世襲制であふれている ~『タクシー王子、東京を往く』~

>1.タクシーの運転手さんは乗客に対して何を思っているのかちょっと知りたかった
>2.あるべき世襲制とは何かを考えたかった


世襲制と、そうでない場合では
なにが異なるのか?

世襲制のいい点
・小さいころからマネジメントを教育できる
・早い段階で競争させ、優秀な後継者を作成できる
・現在がうまく言っている場合、周囲の納得性が高い
・思い入れがある

世襲制の良くない点
・後継者が優秀でない場合のあきらめがつかないと悲惨
・改革は期待しにくい
・失敗すると世間の目が厳しい

でも結局適材適所がベストだから
「向いてない後継者に継がせると悲惨」
「能力の足りない後継者に継がせると悲惨」
ていうことなんだろうね。

早期教育ができるってのはいいことだしね。

そう考えると、タクシードライバー社長の彼は
こうやって話題になっただけで、結構えらいのではないだろうか。
社長が広告塔になりうる会社ってのは貴重な気がする、
跡継ぎへのプレッシャーは半端ないけど。

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世の中は世襲制であふれている ~『タクシー王子、東京を往く』~

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『タクシー王子、東京を往く。』は、タクシー会社日本交通の三代目社長が1ヵ月弱タクシー常務を経験したときの体験記。
社長の川鍋一朗さんは、『カンブリア宮殿』にも出演した、いま注目の実業家(らしい)。
幼稚舎からの慶応育ちでMBAホルダーのエリートが、まるで水戸黄門のように身分を隠して乗務。
外国人の乗客にも英語を使わないという徹底ぶり。

この本を手に取った理由は2つ

1.タクシーの運転手さんは乗客に対して何を思っているのかちょっと知りたかった
2.あるべき世襲制とは何かを考えたかった


1に関してはまあまあ満足した。
臨場感あふれるタクシー裏情報という観点では、他の現役ばりばりの運転手に聞いたほうがおもしろそうだが、初心者としてのみずみずしい観点でその点はカバーしている。

2については、私の欲求は満たされなかった。
日本交通を川鍋さんが継がなければならない必然性は感じなかったからだ。

たぶん川鍋さんはとてもいい人なんだと思う。
しかし、文中に出てくる自作メールマガジン「イチロー通信」の文面はちょっときもい。
このノリで、全社員(大半は中年以上の男性と推察される)に向かって送信される。
想像しただけでさぶいぼが出てきそう。

いっぽうこの本の中でいちばんよかったのは、マッキンゼー時代の挫折を回想する1ページ。

『ビジネス版悪魔の辞典 増補改訂版』によれば

【同族経営】
業績不振だと同族のせいにされ、順調だと長期志向が評価される会社


世の中そんなものなのかもしれません。




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